日本のCBD市場:規制とビジネスチャンス
私たちは、日本のCBDビジネス環境を正しく理解し、変化する市場と規制の中で卓越性を追求しています。
プレミアムなヘンプ製品の生産・開発・流通に革新をもたらし、安全性とエビデンスに基づいた品質保証を最優先に、比類なき価値を提供し続けます。
日本CBD市場2025 ― 成長の可能性と新しいルール
日本のCBD市場は2025年に800億円規模に達すると予測され、依然として成長軌道にあります。2024年末の法改正により、従来の「部位規制」から「成分規制」へ移行し、製品ごとにppm単位のTHC基準が明確化されました。これにより製造・輸入には、日本市場に適合した国際基準での品質保証体制が不可欠となっています。
規制強化に対応できず撤退する企業がある一方で、適合体制を整えた事業者は信頼性を武器に市場で優位性を確立しつつあります。さらに医療用CBD制度の進展は、新たな成長領域として注目されています。
2025年以降のCBDビジネスにおいては、規制適合・品質保証・トレーサビリティが競争力のカギとなり、パートナーシップ形成や市場拡大に直結する重要要素となるでしょう。

日本のCBD市場の現状
日本CBD市場概要(矢野経済研究所調査より)
市場規模
日本国内CBD市場は、2023年に約240億円に達し、その後も成長が続いています。各リサーチによれば、2025年までに約830億円(約5億7,400万ドル)規模に拡大する可能性もあります。
市場の転換点
2024年12月、75年ぶりに「大麻取締法」・「麻薬及び向精神薬取締法」が改正され、従来の「部位規制(幹・種のみ合法)」から、THC含有量による「成分規制」への移行が実施されました。この改正によって、花や葉などからの抽出も可能になった一方で、THCの残留基準が明確化され、業界は再編期を迎えています。
業界の動きと再編
『CBD白書2025』によると、改正後に事業撤退や休業を決めた企業が多数ある一方、継続・新規参入を選んだ企業には、より実務的な対応力が求められています。
詳しくは⇒ CBD白書 2025 特設ページ

CBD規制(THC含有量と法的枠組み)
THC残留基準の具体値
2024年12月施行の規制では、製品形態ごとに以下のようなTHC上限値が定められました:
製品形態 | THC残留上限値 |
---|---|
油脂・オイル・パウダー | 10 ppm(0.001%) |
飲料・水溶液 | 0.1 ppm(0.00001%) |
その他(食品、化粧品、電子たばこ等) | 1 ppm(0.0001%) |
規制案と業界の動き
以前に検討されていた0.001%以下という案は、業界への影響や実務面での課題が指摘されていましたが、議論を経て現実的な基準へと調整されました。
結果として策定された新基準(上記表)は、業界にとって適応可能な水準であり、今後の安定した市場形成と健全なビジネス展開につながる前向きなルールとなっています。
輸入に関する注意点
輸入の際には、上記THC残留基準の具体値を満たしていることを示すTHC含有量の証明(COA:分析証明書)が求められます。また製品区分ごとのppm基準が適用されています。
詳しくは⇒ 厚生労働省

市場成長の課題と期待
課題とハードル
日本のCBD市場は拡大を続けていますが、その成長の過程ではいくつかの課題も浮き彫りになっています。最大のハードルは、ppm単位で設定された厳格なTHC規制に対応することです。輸入や製造の現場では、COAの提出や品質検査体制の整備といった対応が不可欠となり、事業者には従来以上のコストや専門的な管理能力が求められています。そのため、一部の企業は市場からの撤退を余儀なくされるケースも見られます。
ビジネスチャンス
一方で、こうした規制の明確化は市場に新たな安定性をもたらしているのも事実です。適切に対応できる企業にとっては、信頼性の高い製品を武器に市場での存在感を高めるチャンスとなります。さらに、医療用CBD制度の整備や研究の進展は、将来的に市場を大きく押し上げる可能性を秘めています。つまり、厳しい基準は参入障壁であると同時に、適応できる事業者には成長の追い風となる要素でもあるのです。

「特別な製品」から「日常の健康習慣」へ
ライフスタイル
日本のCBD市場を牽引しているのは、消費者のライフスタイルや価値観の変化です。ストレス社会の中でリラックス効果を求める声は年々強まり、睡眠改善やストレスケアを目的としたCBD製品の需要は拡大しています。加えて、美容やアンチエイジングの分野では「自然由来」「クリーンビューティー」といったキーワードと相性が良く、CBDを配合した化粧品やスキンケア商品は新たなマーケットを形成しつつあります。
ウェルネス志向の高まり
さらに、ウェルネス志向の高まりとともに、サプリメントや飲料、ベイプ、さらにはペット用サプリメントなど、多様な製品カテゴリーでCBDの活用が進んでいます。この多様化は単なる商品の広がりではなく、消費者の日常にCBDが自然に取り入れられていくプロセスを意味します。結果として、CBDは「特別な製品」から「日常の健康習慣」の一部へと位置付けが変わりつつあり、市場拡大の大きな原動力となっています。